いま「減価償却・節税できる」とのうたい文句で、海外の築古木造物件が多数販売されています。特に米国テキサス州ダラスは、いま日本人が最も物件をたくさん買ってる海外の都市のひとつですが、私の知る限り、現地の売値に１~３割の利益を乗せて日本人向けに売る業者がほとんど。「ダラスで物件の適正価格ってどの位なの？」「アメリカ人が普通に買ってる価格で物件仕入れる方法はあるの？」…現地で成果を上げている日本人投資家の話を聞こう。

注）本セミナーは、(株)国際不動産エージェント主催の投資家成功塾、定例勉強会（定価１万円）を一般公開したもので、皆様が参加しやすいよう５千円（有料会員は無料招待）に設定しました。

海外不動産は、数年前とはうって変わって、知名度の高い大手上場企業も含めて参入が相次ぎ、日本(特に東京)在住の方々には身近なものになった感があります。

但し、業者がセミナーや個別相談で紹介する海外物件が、投資や資産形成の観点から合格点がつけられるものかというと、そうとは限りません。賢い買い物をするためには、業者の言うがままでなく、買う側が主体的に学ばなければなりません。

ある意味、仕方ないことかもしれませんが、日本人が買う海外物件の価格と、地元の人が買ってる価格とは違うことが多いです。

例えばアメリカの物件を、日本という遠隔地に住む人間が買う場合、内見にも意思決定にも時間がかかります（特に日本人客は諸外国の人に比べてアクションが遅い傾向もあり）。そんななかで、日本人に物件売ろうとする業者は、保有コストや現地人件費を出すために、利益を乗せた価格で販売するわけです。

利益を乗せて日本人に売っても、物件所在都市のマーケットが上昇する見込みがあるなら、数年待ては乗せた利益分も値上がりで帳消しにできてしまうことがあります。テキサス州ダラスの場合、たとえば２０１５～１６年あたりに買っていれば、業者が現地相場に利益２割乗せて販売したとしても、その分の値上がりはすでに実現していますので、お互いWin-Winになるでしょう。

ところが２０１９年のいま、ダラス現地の値上がりが止まりつつありますので、もし２割利益乗せた値段で物件を買ってしまったら、その分、売却で損してしまうリスクが高くなります。

今回、ダラス現地から講師として篠原さんをお呼びした理由は、

・彼自身が、ダラス在住の投資家であり、現地のアメリカ人がどのエリアをいくらで買ってるかをよく知っている。

・彼自身が、ダラスに居る数少ない、「アメリカ人が普通に買ってる値段で日本人に売ろうと尽力する業者のひとり」である。

日本人が日々、ダラスの物件を高値で買いまくっている今だからこそ、現地の人がいくらで買ってるのか、いまダラスでどんな投資チャンスがあるのか、トータルに理解しましょう。

ゲストスピーカー：篠原健治（しのはらけんじ）氏                           

アメリカへ単身渡航後、カリフォルニアとテキサスでの不動産投資で長年の経験と実績を持つ。テキサス州における日本人男性初のブローカー。カリフォルニア州のライセンスも保有。物件の目利き、管理を得意としており、お客様の目線に立ったエージェントを目指している。ダラスに本社をおく「篠原アメリカ不動産」代表。

約2500名の会員を擁する「アジア太平洋大家の会」会長。大学卒業後、ITエンジニアとして世界で活躍し、現在は不動産専業。業界紙コラムの執筆や海外不動産セミナー講師の依頼も多い。安心できる収益物件を求めて世界中を旅してまわる日々。世界６か国でオーナーとして賃貸経営を実践中。

（アジア太平洋大家の会の有料会員は、無料で受講できます。）

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