04.北京編 驚愕の単純年利廻り60%( ゚Д゚)

1993年、24歳の時に船橋で中古の一戸建てを買い、1999年の30歳の時に同市内で再度家を買う。
元々不動産が好きで、貯金がたまったら不動産を買う性格だった私。
アジア太平洋地域への海外旅行が好きで、海外の不動産も気になり始めていたころ。

時は2003年、上海に観光旅行に訪れた際、その時は訪れた。
私   「ねぇ、ガイドさん、明日暇?(^_^;)」
ガイド 「え?一応予定は空いてますけど?どこか行きます?」
私   「観光飽きちゃった(^_^;) ねぇ、不動産、好き?見たり買ったり」
ガイド 「あー、そうですね、好きですよ(^_^;)お金無いので買えないですけど興味はあります」
私   「じゃぁさ、明日もお金払うから来てよ。服飾市場のトコのスターバックスがあるマンションあるでしょ?あそこ、気になってるのよ (^_^;)見に行かない?」
ガイド 「面白そう!喜んで!」

残念ながらあれから15年、今やそのコンドミニアムの名前が思い出せず、調べてもわからない。
とっくになくなった(おそらく2006年頃)服飾市場の奥に、当時は目を引くタワーマンションがあった。1Fにはスターバックスが入って居た。
たしか、建物名に「紅」が含まれていた気がするが。。。

斯様な訳で、ガイドさんと一緒に不動産屋さんを訪ねて、5物件くらい見て回ったのかなぁ。
お目当てのコンドミニアムは日本円で4000万円ほど(^_^
当時の私たちに買える訳はなく、「もっと安いの無いですか?(^_^;)」とお願いして、1000万近傍の物件をいくつか見せてもらいました。

ガイドさんですヾ(*´∀`*)ノ
30歳半ばくらいの日本語が話せるお母さんガイドさんでした
最後に「今日は私も楽しかった!夢みたいな不動産を一杯見れたし!」と言ってくれたことを今でも覚えています(^_^;)

これなんか、自分の写真のファイル名に「築8年3LDK140㎡1200万円」って書いてあるな(^_^;)
気になったから記録に残してたんだろ(^_^;)

こんな感じの物件を見て回りました。
詳細に関してはもう記憶がかなり薄くなっており、物件名等思い出せません(^_^;)
浦東のトーメイアパートだか何だかって言う物件が、ボロで辞めた方が良いと言われつつもえらく安かったことを記憶しているかなぁ。。。

それから上海訪問を重ね・・・
2006年GWには、「見定め期間は終わった。次回には徐家汇(シージャーホイ)のあのマンションの部屋を2300万円で買う!」とまで意気が上がったものの・・・・

新興国、特に中国のカントリーリスク 「急な法令改正」

そんな私たちの脳天を砕いたのが、2か月後の2006年7月に発表された外資規制でした。
*「不動産市場への外資導入と管理に関する意見」が発布
「外資炒め房(投機売買)」を規制するもので,外資系投資企業の不動産開発,経営,国外組織,および外国人の住宅個人購入を管理する法律で、要は国外に居住する外国人が直接的に中国不動産を取得することが制限されました。外国人の個人の場合は、1年以上中国に居住のうえで自己使用目的での購入に制限され、外国法人の場合は中国に外商投資企業の設立が求められるようになりました。

当時の中国で巻き起こって居た不動産価格の高騰は、確かに外国人のバルク買いの様な行為が招いていた面があります。
例えば、小日本人の私が、2000万円の部屋でああぇもないこうでもないと迷っているうちに、台湾や香港の投資家が、フロア買いで何フロアか買って行ってしまう状況でした。

…この法令改正には、ただただ、意気消沈。。。。

機会喪失の教訓「確信があったのに投資しなかった事が、私の投資に於ける最大の失敗」

後に市場が教えてくれたのは、「上海を迷い買えなかったことが、私の投資半生の中では最大の失敗事案」であったことです。

はい、この時に四の五のビビッて投資しなかったことが、私の投資歴に於ける最大の失敗なんです(涙)
私は意外に臆病で保守的な人間でして、元来失敗を恐れて四の五の四の五の考え込む性分です。
その分、転ける事も少ない方で、失敗しない方の投資結果は得ていると思うのですが、この時の上海に関しては行き過ぎた躊躇をした事が失敗だったと結論付けざるを得ない。

人は良く、「同じ失敗をしなければよい」と言葉にするときがありますが、私はあまりこのワードは好きではなく、「もう少し考えればそもそも転ろばなかったんじゃないかい?(;^_^A)」などと考えて、自分にも課してしまうタイプです。

それはそれでいいとは思いますし、今後も意気はそうありたいと思ってますが、何事もあんばい。
行き過ぎた慎重さは機会損失のニアリーイコール。

その悔しさは、前コラムの「グアム編」に注がれ、グアムでの投資機会の後押しをしてくれました。
ま、そういう意味では失敗は生きたのかもしれません(;^ω^)

そして、2010年1月、北京市から地味に1つの通達が出されました。

「北京 外国人の住宅購入規制が一時解除」

 

・・・・( ̄― ̄)ニヤリ

 

05.北京編 業者選定編へ続く

記者のプロフィール

征矢野清志
征矢野清志
1969年6月生まれ、長野県出身
千葉県船橋市在住

学生時代にビル清掃会社を起業。
その後IT系業務に進出し、現在に至る。
コツコツ型の中小企業経営者。

影響を受けた書籍は、トーマスフリードマンの「フラット化する世界」
影響を受けているコラムニストは、金森重樹氏

小さな種銭から、コツコツと保有不動産を増やし、現在国内外に50戸ほどを保有。
但し、大の飛行機嫌いにて日本からあまり離れた場所の不動産には手を出さ(せ)ない。主戦場はアジア/太平洋地区。

不動産投資に於ける座右の銘は「不動産は実業である」

海外不動産投資 アマチュア投資家の会 主催者
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