09. 北京編 売却!

さて、北京編ラストは売却編です。
時は2016年の夏~秋に。

当時、私は人民元の為替相場に異変を感じて居ました。
また、中国政府の外貨準備高にも少々の関心を注いでいました。

「中国、人民元の価格維持の為に外債売ってない?(^_^;)」
「SDRはやっぱやっちまった感あるな(^_^;)」
私の目には、なんとなく人民元の崩壊の序曲に思えたのです。
壮絶な人民元売りと価値下落の予兆に。
当時のネット記事にもそのような記事が散見されてます。
http://best-times.jp/articles/-/3646

う~ん、中国不動産云々以前に、人民元がまさかの局面だぞ(^_^;)
まさに狼狽w

こうなると人間はマイナスにしか行動しないことが良く解る(-_-
その後の売却、為替予約、決済のタイミングは以下の通りorz

「07. 北京編 お先に結果報告?」のコラムで収支説明の時に、「為替予約したせいで1000万弱飛ばしちゃった(^_^;)」と記したのは、これでお判りいただけるかと(-_-;)

 

「為替はゼロサム」が口癖の私がやらかした人間の弱さ

平素私の口癖は、「為替はゼロサムなので無視する。気にしない」でした(^_^;)
そもそもFXで負け越してるセンス無しの私なんぞがいっちょ前に為替など読んでも無駄だからです(^_^;)

ところが北京売却に至っては、売り検討の狼狽から始まって、為替予約で差損を出すまで、尽く為替を読んでしくじりましたorz

まぁ。。。ドンマイ(^_^;)

されど振り返れば結果論、このタイミングで売った事は悪くなかった事になります。
北京の不動産価格が下がり始めたんですね。
(同義語で物件が動かなくなった/買い手がつかなくなった)
特に2018年7月からは、新たに1世帯2戸までの購入制限を課してきています。
どういう事かと言うと、7月迄は世帯単位で商業物件と住宅物件二軒ずつ購入可能でした。しかし7月以降は商業物件と住宅物件を合わせて、二軒まで。
又、以前は物件をより多く買うため、偽装離婚して世帯を分け、離婚後すぐに物件を購入して、購入後速やかに復縁して持ち物件を増やす手法が通用しましたが、今は離婚して2年以内は不動産が購入できなく規制をされました。
以上の政策で、不動産の取引かなり少なくなりまして、売買相場もかなり下がっています。

ま、何れにせよ、偶然ですが私はピーク前に手放しているんです。
結局のところ数多読み違えど、売却を決めた事は悪くは無かったかな(^_^;)

 

売却の実プロセス

中国国内での手続きやプロセスは、委任状を書いて公証委任してしまった為、私には詳細は解りません。
斯様な訳で、中途半端な公開になりますが、公証委任するまでのプロセスは多くの日本居住の投資家が海外不動産で踏むプロセスなので、一応開示しておきます。

先ず売買契約書や、私と張さんの間で手続き委任する旨の契約書を日本語と北京語で作成、サインします。
併せて、私の場合は登記簿に記されたパスポート番号がパスポート更新により変わってしまっていた為、旧パスポートと現行パスポートの同一性を証明するため、外務省に出向き、「旅券発給事実証明書」なる証明書を発行してもらい、こちらも公証してもらいました。

日本の公証人役場は、在住の市町村の公証人役場でも良いと言えば良いのですが、公証人役場ごとに慣れや得手不得手があります。
中国関係の公証の場合、麻布公証人役場が良いみたいです。
中国大使館に近く、持ち込み件数も多いためか、非常にプロセスに慣れており、逆に「この書類は要らないわよ」とか、アドバイスをくれました。(^_^;)
*参考までにタイの公証はその際の業者さんに「新橋に行って」と言われたため、新橋の公証人役場に行きました。

この日本公証を終えたら、その足で中国大使館に出向き、翻訳交渉を受けます。
中国大使館らしく、市場のセリ場の様な殺伐な中ですが(笑)、なんとか日本語が解る職員に聞きながら、順番を割り込まれまくり、1時間半くらいで提出終了(-_-;)
1週間後くらいに出来上がりの書類を取りに行ってFIN。
但し、お急ぎの場合は割増金を支払うと翌日には出来てますわよと♪
お役所サービスもお金次第な中国大使館(^_^;)

あとはこの書類を国際送達で業者さんに託せば日本人オーナーのすべきことは終わります。


再度中国に投資するとしたら

さて、私が考える再度中国に投資するとしたら。。。です。

アジア太平洋大家の会でも、一級都市ではない地方都市案内企画がありますが、私、それ面白いと思っています。
中国は沿岸部や特区の成長はこのあたりにして、今度は地方部の発展が胆になってくる時期に入り始めていると思います。

中国の不動産って高いと言うのは、都市部は確かに該当です。
でも、地方都市(例えば鈴木学さん推奨の南寧)ならば、1000万円くらいでかなり広いコンドミニアムが購入できるみたいです。
このエリアの物権が倍になるのは、想像でき無くはなく、1億円投資して1000万サヤを抜くより安全な気がします。

また、次の経済ショックを待って、参入時期を計るのもアリかなと思っています。
・チャイナショック
・ドイツ銀行ショック
色々と思いつくところはありますが、いずれにせよドイツ銀行がトドメになって中国の大ナンスは大きな破綻をする時が来るような気がします。

その際は、現金の外貨(日本円)で買いを進めるのは正直狙っています。
当然その際は、中国政府は極端な外貨受け入れ容認を速やかにしている筈なので、投資出来る環境になって居る様な気がしています。

では私はどこに投資を?
いやもうこれは意地です、「上海」です。
絶対に上海です(^_^;)
しかも買い逃した徐家匯(シージャンホイ)に拘るかもしれません(^_^;)
10数年越しのリベンジです。

はい、当然張さんとタッグを組んで乗り込みます。ヾ(*´∀`*)ノ

以上で北京編は終了です

長々とお付き合い有り難うございました<(_ _)>
以上で北京編は終了です。

今後は購入順に行くと、
・国内不動産 AP一棟いくつか
・バングラディシュ検討とギブアップ、パートナー選びの大切さ
・超適当に買ったマカティ物件
・なんとなく唾つけで買ったプノンペンデキャッスル
・プノンペンJ-TOWERを大人買い
・大丈夫かな?(^_^;) でも多分成功なSIBJウランバートル
・ちょっと投機でもしてみますか(^_^;) カンボジア胡椒農園
・ワインなおじさん(^_^;) に勧められ、案の定やらかしちゃった案件ホーチミン ANGIA SKYLINE
・この物件は第二の北京を感じる ホーチミンCentralPark
・魅力微妙だけど好きだから買っちゃったバンコク
・バリ島物件を売ってる偽名業者には要注意
・七転八倒のブリスベン
・ホーチミン CentralParkのペントハウスをおかわり
・ウランバートル おかわりヾ(*´∀`*)ノ
・伝説の物件がパワーアップして降臨 カンボジアJ-TOWER2
・第二のSIBJモンゴル物件か?バリ島 ホテルコンド事業投資

さて、物件ここはこんな感じですが、その他にも、
・業者さんの選定方法、ダメな業者良い業者の個人的見分け方
・なぜこの物件を買っちゃうかな(^_^;) 暗躍する胡散臭い人と物件
(コレ実名出せないから書いても訴求しなくて微妙かなぁ(-_-;))
・変な界隈人のヲチ記録(どうしてお主はその話に引っかかる?(^_^;)な人々)
・この講師/業界人、もう悪気あるでしょ(^_^;) 初心者食い物にしてるだけでしょ(^_^;)
・開業医さん引っかかり過ぎ(-_-;) 節税目的のトンチンカンな海外不動産投資
etc
色々書きたいこと山盛りでございます(^_^;)

何かリスクエストがありましたら、順番ひっくり返して書きますのでご連絡ください<(_ _)>

北京編、長々とお付き合い有り難うございました。

記者のプロフィール

征矢野清志
征矢野清志
1969年6月生まれ、長野県出身
千葉県船橋市在住

学生時代にビル清掃会社を起業。
その後IT系業務に進出し、現在に至る。
コツコツ型の中小企業経営者。

影響を受けた書籍は、トーマスフリードマンの「フラット化する世界」
影響を受けているコラムニストは、金森重樹氏

小さな種銭から、コツコツと保有不動産を増やし、現在国内外に50戸ほどを保有。
但し、大の飛行機嫌いにて日本からあまり離れた場所の不動産には手を出さ(せ)ない。主戦場はアジア/太平洋地区。

不動産投資に於ける座右の銘は「不動産は実業である」

海外不動産投資 アマチュア投資家の会 主催者
https://www.facebook.com/groups/1666188680358279/
下記のフォームへ必要事項をご入力ください。

折り返し自動返信でメールが届きます。

※アジア太平洋大家の会無料メルマガをお送りします。