07. 北京編 お先に結果報告

さてさて、まだまだ運用プロセス等の説明や、売却時のお話が続編で続きますが。。。
先に、本物件の売却(2016年末~2017年初頭)時の成績をざっくりお話しましょう(^_^;)
結構、驚愕ですよ。

すいません、超ざっくりなので細かいところは所々適当です(^_^;)
あと、これは実際の話多少盛ってまして、本当は「不要な為替予約をしてしまいしくじった」ロスを抱えてまして、仲介手数料も含め実際はこの数字より売却額は1000万近く下がって8,500万手取りで考えると正確かもしれません。
そのあたりの詳細は、「09. 北京編 売却!」にて開示しますね(^_^??
何をやらかしたのか(^_^;)

2,350万投下して6年ちょっとで10,600万の回収

私が海外不動産に嵌ったのは、まごう事無く北京で甘い汁を吸ったからです(^_^;)
これ以降、国内収益不動産に一時的(2012年くらいまで。だって、お買い得だったんだもん(^_^;))に足場は置きますが、軸足は完全に海外不動産に移ります。

日本国の国民としての視点で言えば一見国賊の様に、経済の再循環要素となる貴重な投資活動を、国内経済に向けてではなく海外にしている訳ですが、結果きちんと日本国内で納税をして、受益した金銭も国内での生活や投資活動に廻して居る以上、国賊どころか海外でお金を稼ぎ、国内に循環させる貴重な対外戦闘力にもなって居ますし、外貨獲得を成し遂げて来ています。
少なくとも北京例で言えば、私は中国経済から利益を抜いて、適切に納税も行い、国内に還流させた。
そのことについては、日本人として胸をはって喋る事が出来ます。
「私達海外不動産投資家は、海外で戦って、日本に戦利品を掴んできたんだぞ!」

購入時の目論見

物件を購入した際は、20年、いや、30年ここの物件を持っていようと考えていました。
為替も多分5倍くらいになるのではないかと皮算用。
2000年代初頭の中国はまだまだ新興国、為替利益だけでも凄い事になると勝手に考えておりました。

まぁしかし、そうは思うようにいかない訳で、更には2016年後半は「人民元の与信」自体に私もソワソワし始める始末。
続編で開示する通り、売却と言う手段を慌てて取ってしまったのですが・・・
これ、完全な結果論ですが(^_^;)短期的な結果は正解で、まさにピーク(天井)手前での売却と相成りました。
私の売却後、しばらくして相場が下落(というか売買が動かないと言う表現が正解か)し始めたのです。
私が売却しようと思った理由とはちょっと違いましたがそこは御愛嬌(^_^;)

中国の不動産政策についての私感

中国不動産の価格形成要素は、大部分を中国政府の政策次第である事を中国不動産に関わっていると私は理解しています。

主なる政策点は1点のみ、「買いやすくするか買い難くするか」のみでコントロールされている感があります。
特に高騰を防ぐための、「買い難くする政策」を取っている姿は関わって居た6年間で何度も目にしています。
買いやすくする政策に於いては、私が購入した2010年の「1年間だけ外国人が買っても良い(買い支え)」と言う政策しか目にしてません。
逆説的には、何も政策を取らないとドンドンと信用を創造してしまい、中国不動産は勝手に高騰してしまう様が読み取れます。

売却後のエピローグ

エピローグ的に、本寄稿にあたり現在相場を覗き込むと、北京の不動産の昨今ピークは2017年初頭であったことが垣間見れます。(2018年現在)
でも、その理由に心当たりがあります。

私の売却時の2016年末~2017年初頭、もの凄く融資を締め付け始めたのです。
案の定、売買契約を交わして売買実施まで、意味不明な4か月ほどの時間を融資実行のための着金ラグとして食らう事になりました。
「征矢野さんごめんなさい。今、政府が融資実行のスピードを意図的に凄く遅らせてます。しかし必ず実行されるのでもう少し我慢してください」
そんな連絡が毎月の様にエージェントの張さんから入りました。
そんな、状況でした。

では、2017年初頭をピークに今2018年11月の現在、どのくらい下がっているか?
そうですね、20-25%くらいは価格が下落していると思います。、
この下落は大きな経済ショックまで続き、またいつか買い場は訪れるのかなと私は舞い戻るタイミングを探っている状況です。
日本円で勘案しピーク時の1/3程度になったら、また中国不動産に再参入しようと思っています。

 

08. 北京編 運用報告とエージェントの重要性 へ続く

記者のプロフィール

征矢野清志
征矢野清志
1969年6月生まれ、長野県出身
千葉県船橋市在住

学生時代にビル清掃会社を起業。
その後IT系業務に進出し、現在に至る。
コツコツ型の中小企業経営者。

影響を受けた書籍は、トーマスフリードマンの「フラット化する世界」
影響を受けているコラムニストは、金森重樹氏

小さな種銭から、コツコツと保有不動産を増やし、現在国内外に50戸ほどを保有。
但し、大の飛行機嫌いにて日本からあまり離れた場所の不動産には手を出さ(せ)ない。主戦場はアジア/太平洋地区。

不動産投資に於ける座右の銘は「不動産は実業である」

海外不動産投資 アマチュア投資家の会 主催者
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